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呼び名

  • ふく
  • 1月13日
  • 読了時間: 1分

「THE NEXT DOOR」、蔵ノ介/修二さんと呼び合う二人が竜次や謙也がいるよそゆきの場ではノスケ/種ヶ島さんと呼び名を変えるという地味な変化をつけたのだったな。


自分たちの関係もよく知ってる親友たちだから特に呼び名を変えないのもそれはそれでいいけど、本作はなんとなく呼び分けさせたくなった。

呼び名やそれが示唆する距離感って自分だけのものじゃなくパートナーのプライバシーでもあるから、気のおけない友人相手でも気安く開示しない態度にはパートナーを大切に思う気持ちが出る気がしたし、

誰かを巻き込んで見せびらかしたりしないところが、二人の関係や物語はお互いが分かっていればいいという彼らの強さと自立性の表れになるような気もした。


一応続き物である「リプレイ」では、酒が回ってた種ヶ島が「蔵ノ介」、とある出来事で余裕がなかった白石が「修二さん」と口走るのを竜次だけは聞いたことがあったりもする。これは後付けの偶然だったけどそれもまたいい。

竜次はそういうのがふと垣間見えるところにいて、全部は知らないし詮索も手出しもしないけど、二人がどんなふうに想い合ってるかを一番察して分かっていてほしい。

 
 

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