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馴れ初めのある
あの世界のダブルスペアには、監督指示で結成されるペアと、選手たちの間できっかけがあって半主体的に結成されるペアがある。後者のペアには出来事や意思や決断があるから、みんなそれぞれ馴れ初めっぽいものがある。大石菊丸も、宍戸鳳も、乾海堂も。 こういうペアは多いようで実はそうでもないけど、種ヶ島白石ペアも分類としては立派に「本人たちの意思で結成したダブルスペア」だよね…と思うとぐっと来る。 種ヶ島さんは大曲先輩と出場枠の兼ね合いが念頭にあったわけだけど、あそこに現れたのが白石くんじゃなくてもダブルスを即決していたかというと、当たり前だけどそうではないはず。種ヶ島さんが大曲先輩に、白石くんが金ちゃんに思ったのと同じように、自分には関係ないと割り切れない存在だったからこそ、ノータイムで白石くんにダブルスを持ちかけたのだと思うし。 白石くんは種ヶ島さんがダブルスに誘ってくれた理由をどう思ってるのかな。試合を共にしてなんとなく、種ヶ島さんは自分が金ちゃんに思ったのと同じことを大曲先輩に思ってこの選択をしたんじゃないかと察しはしたかも。けど、自分にも同じよ
1 日前
分かるわ
一人暮らしとか始めて本当に自分だけの部屋を手に入れたら、白石くん花屋やホームセンターで見かける毒草(として売られているわけでは断じてない観葉植物)の苗をついつい買っちゃうことを繰り返して部屋が毒草だらけになったりしないかな。大好きな毒草に囲まれたハッピーライフ。 一見すると観葉植物があちこちに配置されたおしゃれ部屋に仕上がってるものだから、家に来た友達には「イケメンは顔だけにしとかんかーい」とか言われちゃうんだけど、本人はそんなつもりが全くなくてどちらかというとガンプラや推しグッズでいっぱいのオタ部屋に近い部類だというのがおもろい。彼はインテリアに凝る人の話はよく分かんないけど陳列棚完備してフィギュア並べるオタクの話はたぶん分かる。 アニオタで有名な同級生と「分かるでぇ、好きなもんに囲まれてると生活の質がちゃうよな」などとしみじみ頷き合ってるところが目撃されて、白石くんまさかのガチオタ説が一瞬流れて財前くんのブログネタにされてほしい。財前くんは噂の真偽を尋ねられても「白石さんの部屋?ああ、確かに(ある意味)オタ部屋に住んではりますわ(笑)」と
7 日前
奇跡の子
白石くん、ビジュよりお笑いな学校にいられてよかったし、誕生日にはあの綺麗な顔面に躊躇なくパイ投げつけるであろう仲間たちに出会えてよかったね、と思ってやまない。自分の容姿には興味なくて精神や肉体を磨くことや仲間と成長することに充実と誇りを見出してる人だから、これ容姿込みの評価や賛辞だな…と感じるとすごく複雑な気持ちになりそうだし。自分が褒められて本当に嬉しい部分に対する純粋な賛辞は何割も含まれてない気がしてさ。 色んなことちゃんとやりたい人ではあると思うけど、「白石くんはしっかりしてるから大丈夫」みたいなことしか言わない人より、おもんないことも、カブトムシを溺愛してることも、「あっかーん!今日朝練やった!」する人であることも、分かって弄ってパイ投げてくれるような人たちの存在の方がずっと嬉しいだろう。自分をよく分かってくれてるということだから。 学校新聞であの(あの?)小説を連載してるあたりに彼が四天宝寺でいかにのびのび生活してるかが表れてる気がする。白石くんは逆ナンのエピソードが特大すぎるけど、四天宝寺の中でモテすぎて大変みたいな設定が公式に出
12月6日
名前をつけたい
「お互いの想いにお互い気付いてるけど、どちらも言い出さないままただ一緒にいる」という私の脳内の彼らにありがちな関係、何て呼べばいい?もはや両片思いではなく、かといって二人の間で気持ちが確認されてるわけじゃないから両想いとも違う気がするという、彼らによく見られるこのエモい関係性に名前をつけたい。 彼らに関しては、告る告らないとか付き合う付き合わないとかいう万人に使い古された枠組みじゃなく、言葉以外のところに滲むお互いの尊敬や恍惚、大切に思う気持ちで十分に釣り合って満ち足りる、二人にしか分からない静かな結びつきが似合うと思うときがある。無理矢理「恋人」という関係に押し込むより、穏やかで深いブロマンス寄りの関係性の方がしっくり来る気がすることも。 なんにせよ彼らの間に生まれそうな、言葉になる前の、あるいは言葉に当てはめてしまうのが惜しい感情の層にある引力が私は好きなのである。どの言葉とも違う想いだから、言葉になることはないような想い。
11月27日
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