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特技?

  • ふく
  • 6月12日
  • 読了時間: 3分

 種ヶ島さんのおばあさま、幼い種ヶ島さんが仕事場で舞妓さんたちにかわいがられていたということは相応のご年齢になってからもお店にお勤めであったということで、芸事や接待の指南役のようなことをなさっていたのだろうと想像でき、色々極めた方であられるような感じがする。

 かねてから想像していたとおり、種ヶ島さんは着物の着付けがお手のものであることが公式になったけど、おばあさまが大好きだったならお着物の他にも三味線、舞、唄、書なんかの芸事も多少教わったことがありそうで考えるのがたのしい。

 祇園や舞妓さんとは別に、誕生日の日付からして彼は呉服とも縁のあるキャラクターだと思うので、着付けができるのは他の要因によるのかもしれないけど。


 彼が実は三味線を弾けたり日本舞踊を一曲踊れたりする人だと仮定すると、プロフィールの「特技」にそれらを挙げず、あくまで水泳とか合コンとか回答していることが味わい深い気がしてくるなぁ。三味線弾けるとか舞ができるって結構珍しくて目立つのに、それを敢えて言わないのは、まあ単に自分のキャラじゃなくて気恥ずかしいのかもしれないけど、安い興味持たれたくないくらい大切にしているから?とか、おばあさまの磨き抜かれた芸の重みを知っている分少しできるくらいで「特技」なんて言えないから?とか色々想像してしまう。

 彼はやはりというか、おしゃべりなのに自分の話になるとはぐらかすようなところのある人らしいので、プロフィールも自分の核心に近いようなものを避けて回答されてるんじゃないかとか邪推ができちゃって面白いな。だって幼少期のエピソードを見る限りおばあさまや祇園や両親の料亭にがっつり育てられたような感じなのに、プロフィールにはそういうのを窺わせる要素がこんなにないの、むしろ不自然な気がするもの。それともそういう類のものは彼にとって子供のころから当たり前すぎて、特に意識もしてないってことなのか。

 実は料亭仕込みのおいしいだし巻き卵をものの見事に作れたりするんでしょう。金魚すくいの要領やな。


 元舞妓のおばあさまを敬愛しているというあたり、彼は「たくさん☆」(これも本当か疑わしいが)であれ入江さんの言うとおり遊び人であれ、女性にひどい扱いをすることは決してなさそうでもあるな。テニプリは形はどうあれみな王子様なので種ヶ島さんだって当然そうに違いなかったんだけど、いざ公式に仄めかされるとそうかぁ……となりいよいよ沼の底が抜ける。


 どうして片袖を抜いてジャージを着るんですか、と聞かれたら、種ヶ島さんはどう答えるんだろうなぁ。おばあさまのことは絶対に明かさないだろうから、なんとか言って煙に巻くはずだけど。


 
 

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