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ねむるきみに

  • ふく
  • 8月16日
  • 読了時間: 2分

 目立つこととかは全然苦手じゃないけど自分の本心や本質晒すことにはシャイな種ヶ島さん、深い仲であればあるほど愛情を言葉にすることってほとんどなさそうだけど、白石くんが隣やお膝で寝落ちしたときとかに頬や髪に触れながら「愛してんで」などと小さく本心口にしたりしていたらとてもずるくて彼っぽいなぁ。そうやってぽそっと口に出してみて、ほんとの本心だけに言葉にするとやっぱり重たさが際立つように思えたりして、どうものすけが起きてるときには言えそうにないなぁと思ったりする。


 白石くんはそのうち眠りに落ちきってない時にその声きいちゃったらいい。

 普段白石くんは何気ない会話の端々で気持ちをさらっと伝えられる方で、種ヶ島さんはそれですごく幸せになってる自覚があるけど、それにひきかえ自分は真摯な言葉には全然できてないことをちょっぴり気にしてるかもしれない。白石くんはそのことも察していて、言葉にはならなくたって愛情は十分すぎるほど伝わってるから気に病むことないのにと思っていたりする。

 でも、ある日その言葉をきいたときはやっぱり胸に沁みるだろう。その言葉と気持ちを混ぜっ返したりせず大切にしたくなるだろうし、同時に自己満足にわずかな罪滅ぼしが混じったような行動をかわいらしく思ったりもして、白石くんは狸寝入りを続けることにしそう。種ヶ島さんが唯一素直な本心を口にできる時間がなくなってしまわないように。

 
 

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