切ない性質
- ふく
- 2024年12月14日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月17日
種ヶ島さん、彼自身の鮮烈なキャラと比べて真面目で地味なタイプの仲間に入れ込むことが多いけど、その分入れ込まれた方には竜次さんみたいに微妙な劣等感を抱かせてしまいそうなところ、切ない性質でたまんないな……。
種ヶ島みたいな人間が友情示してくれるのは嬉しいし友情を疑うわけでもないんだけど、種ヶ島自身が眩しすぎて、近くにいてくれればいてくれるほど"自分は種ヶ島に見合うような人間じゃないのにな"とどっかで思ってしまう、みたいな。
種ヶ島自身がその人に最上の価値と尊敬を見出して、誰より自信持ってほしくて傍でそれを示しても、真逆の効果を与えてしまうことがあるっていう。切ない。
竜次さんへの接し方を見るに、そういうことを理解しつつも、黙って友情と信頼を示し続ける腹の据わりっぷりを備えている様子だけど。
でも、特に好ましいと思う人が自分の存在をきっかけに自己卑下をしてしまうっていうのは、種ヶ島さん(気付かない人じゃないだろうし)今までもこれからも思うところあるのではないかな。
竜次さんはそういう劣等感みたいのに最後まで耐えてくれたということなんだろうけど、「自分が近くにいると潰してしまう」と判断したら種ヶ島さんは自ら離れる選択をしていたのだろうなぁ。
白石くんも、種ヶ島さんみたいな人がどうして最後に自分みたいな中学生とダブルス組んでくれたんだろう、と今後考え込むかもしれなくて。
種ヶ島さんは自分の存在や、期待や思い入れが白石くんを辛くすることのないように、上手に距離をはかってこれからも見守ってくれるのだろうなぁ。