東北は冬に足を踏み入れ、つい先日まで秋だった手前エアコンフル稼働に踏み切る覚悟が決まらない私の部屋が肌寒い。 　寒いため温まってから家事をしようとこたつに入り、こたつに入るとやる気を引き抜かれる代わりに眠気を押し付けられ、永遠に家事が始まらないループにいる土曜の昼です。...

旅の途中、秋の新刊で書いた京都の某所を歩いてみた。作中の二人と同じように、日が沈んでから。 　いいところ、ではあったのだけど、やっぱり空想と同じ純度の美しさや幻想を孕んだ場所、あるいは時間はなかなか実在しないよなぁ、と苦笑しつつ歩いた。...

空と山とを見、古生物を愛で、美しい光を眺める旅をしてきた

長めの出張にて某所のホテルに滞在中。ビジネスホテルには珍しく室内着として浴衣が用意されており、種ヶ島さんは旅館に行ったときなんかごく自然に帯を貝の口結びにして大浴場へ歩いていそうだなぁ、と思いを馳せる。 　たまの温泉旅館でも帯を伝統的な形に結んでいるおじさまをお見かけすると...