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2/15フォームお返事

  • ふく
  • 2月20日
  • 読了時間: 2分

同僚がくれたおいしい手作りシフォンケーキを食べながら。


2/15 9:59 フォームからメッセージをくださった方へ(内容反転)


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 こんばんは。お便りありがとうございます。


 「十年後の今日」をお読みになったのですね。お気に召したのなら本当に何よりです。

 お互いが魂に刻まれている、とのお言葉がお便りの中にありましたが、まさにそのようなイメージでこの物語を書きました。二人でいたときの「もう生きる意味を探さなくていいと思える無限の安息」を知る体と心で、それはあの場所にしか存在し得なかったのだと悟っていくばかりの十年を過ごしたのですから、その間には最後の冬を思い出す夜がたくさんあったのでしょうね。想像すると切ないです。

 二人の関係性については主様の仰るように、先輩後輩成分はかつてより少なそうですね。もともと白石くんは先輩だからといって種ヶ島さんのことを無責任に盲信したりはせず、一人の不完全な人間でもある種ヶ島さんをまっすぐ見つめた上で尊敬したり好きになったりしてくれそうなので、彼は種ヶ島さんに強い以外の側面があることも、どんな思いで最後の冬を自分と過ごしてくれたのかも、よく分かっていたのかもしれません。

 あの種ヶ島修二が執着をやめられずにいる姿、主様と同じく私も想像するたび抉られるものでそのような話ばかり書いてきました。大抵のことを割り切れる彼がそれだけは割り切れない、というのが、彼にとってそれがいかに大きなものであるかを透かしているようで好きなのです。

 私が心惹かれて物語にした二人のありようなので、それを好きと思っていただけて幸せです。


 ブログもご覧になっているのですね。小説以外の文章までお褒めいただくのは初めてで、何やらうれしはずかしです。。バレンタインのまてちゃいが刺さるお方がまたお一方いらして私がきゅんときました。ひとときの楽しみとしていただけたなら幸いです。

 このたびは温かいお便りを大変ありがとうございました。自分の気が向いたときにだけ書きたいものを書き飾りたいものを飾る、がルールの辺鄙な場所ですが、もしここを思い出すことがあればこれからもお立ち寄りくださいませ。

 またいつでもお越しください。

 
 

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