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のみもの

  • ふく
  • 4月11日
  • 読了時間: 2分

 種ヶ島さんはコーヒー派、白石くんは紅茶派というのは、秋に刊行した「THE NEXT DOOR」をはじめ私の脳内によく見られる捏造設定の一つ。単純にイメージがそれっぽい。あと、それぞれ違う飲み物が置かれた一つのテーブルに二人が座ってるという絵面が好き。根っこはまったく違う二人が、違うまま不思議に噛み合って一緒にいる、という彼らの関係を表しているようで。


 「THE NEXT DOOR」では白石くんがアッサムティーを飲んでいる場面がある。これは彼はアッサムを特に好んでいるという更なる捏造設定が私の中にあるからで、渋すぎず淡泊すぎず、ストレートでもミルクティーでも成立するコクがあるアッサムは全方位優秀で白石くんっぽい気している。

 なお、不二くんが「朝摘みのダージリンティー」なるものをオーダーしている場面もあるけど、私が街中のマルシェでそういう名前の茶葉を見つけたことがあるので登場した。とても美味しい茶葉だった。字面や響きが不二くんっぽくて使いたくなったし、ダージリンの水彩っぽい淡い色も不二くんに似合う。良質なダージリンを飲んでお育ちあそばしてそうだもの不二くんは。


 お互いの影響で二人ともいつの間にかコーヒーも紅茶もおいしいと思うようになっていくと思うんだけど、白石くんは基本的にコーヒーは種ヶ島さんが淹れたのしか飲まない人だったらいいなぁ。そういう主義とかではなくて、外では紅茶一択なくらい今も紅茶派ではあるんだけど、家では種ヶ島さんが二人分淹れて注ぎ分けてくれるのが好きで淹れてもらってる。種ヶ島さんも紅茶に関して同じだったらいい。

 二人とも、相手が「淹れるけど飲む?」って聞いてくれるのがうれしくて、いらないって言いたくなくて、「うん、飲む」って言っちゃうの。そうして飲むから美味しいの。

 

 ところで今のところ私の脳内では紅茶党やってる白石くんだけど、彼がコーヒーに凝り始めちゃったら大変そうだなぁ。豆の種類から炒り方挽き方、ドリップの仕方や器具まで嬉々として底なし沼を泳ぎだしそう。だって蕎麦打っちゃうタイプの子なんだぜ。やっぱりコーヒーは種ヶ島さんに淹れてもらっておく方がよさそうだね。

 
 

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