どうにかして
- ふく
- 3月21日
- 読了時間: 2分
春コミだったのだなぁ、と数日遅れて知り、のろのろと利用した通販の品が届いた。
私の書いてきた二人の情報は一切閉ざして暮らしているので、まったく別のカップリングの本。
テニスや二次創作そのものから気持ちがだいぶ離れ、なんだって面白く感じられるような熱狂状態にはもうない。それでも読みたいと思った作者さまのものだけ、一、二冊。拝読して、満たされて、作品から得難い充実をいただいた旨のメッセージを送った。
性質上そうでなくてはならないことではあれど、こんなすばらしい作品で何十人もの人に幸せな時間をくださる方へ一切のリターンがないって、不可解な世界だ。
同人誌は外形上お金を払って手に入れるけど、私が払えるのは送料と原価だけで、これを生んでくれた人へは一円も差し上げられない。webで公開されてる作品は言わずもがな。ただで見られるのがおかしいすごい作品がたくさんあるのに。
金銭的リターンばかりがお返しじゃないけど、かと言ってメッセージを送るだけで足りるとも到底思えないすばらしい作品がある。大きな恩を受ければ相応に返したいという気持ちになるのに、こんな作品を生み出してくださる才能と研鑽と労力に対してそれ以外にできることないのが歯がゆい。
ご当人方はそんなこと気にしておられないだろうけど、別のところに十分なやり甲斐があるから続けていらっしゃるのだろうけど、受け取る私の中ではギブアンドテイクのバランスが崩壊しているので落ち着かない。それほど多くをいただいているゆえ。。どうにかして返させろいただきすぎたこの恩を。。
ここも隠遁先らしくなってきた。なってきたらweb未公開の長編をここに飾りたい気持ちにならないだろうかとずっと思って自己観察しているのだが、あんまりならない。ならないならそれでいいけど。
年明け頃にここを作って、もう季節が変わるのだなぁ。今日は日柄が良かったので自転車で学生時代住んでた辺りへ繰り出しておセンチになる遊びを敢行したら、おセンチより花粉を喰らったらしくくしゃみが止まらない。空気は緩んで、すっかり春の陽気だった。