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山をひとつ
いつもと違う土地にいる。高速バスにぽっつり乗って、山をひとつ越えて来た。峠は白く吹雪いていた。昨日も同じ道でここに来た。今日は鞄に眼鏡を入れてバスに乗ろうと思ったのに、忘れて結局昨日と同じ、ピンぼけした雪山を眺めて来た。帰りもきっと同じだろう。...
3月7日
今日この頃
本を完成させないと書いた時間が無駄になるからとか、自分はまだ書けるしまだ好きでいられると信じたいからとか、「大好き」「応援してる」「読みたい人がたくさんいる」という宝石みたいな言葉に応えたいからとか。 そんな理由に引きずられて半年以上数百時間を費やして最後の本の執筆を続け...
2月22日
優しいひと
種ヶ島さんはどう考えても優しいけど、「優しいですよね?」と問われたら「優しくない」と答えるようなシャイさが今のところあると思う。自分のそういうところちょっと恥ずかしがって斜に構えて誤魔化したがるというか。 ところが白石くんと一緒にいると、白石くんが言葉にせずともとても自然...
2月21日
越える
展示するに当たって読み直したり、本作を語る方のお言葉を拝見したりしているうちに思い出したけれど、「十年後の今日」の二人は白石くんが渡米(無期限)を決めなかったら一線を越えることは決してなかっただろう、と執筆中考えていた。...
2月20日
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